リカちゃん


 今日はタカラから発売されている着せ替え人形の代名詞「リカちゃん」の誕生日なんだそうだ。
1967年に11歳という設定で発売されたから、つまり2009年の今日をもってリカちゃんも53歳。け
っこういい歳になっている。もっとも、リカちゃんはサザエさんなんかと同じで歳をとらないか
ら、永遠の11歳。ということは、永遠に酒も煙草もできないのね。可哀想に…。
 な〜んて、酒も煙草もやらなきゃやらないで余計な散財をしなくて済むわけだから、経済的で
いいといえばいいわけだ。でもリカちゃんで遊ぶには実に金がかかるらしい。そういえば子供の
頃、リカちゃん人形そのものを持っていても、リカちゃんハウスだの何だのの様々な付属品や、
リカちゃんの親や友達、着せ替えグッズとしての洋服をたくさん持っているのは金持ちの子だけ
だった。たいがい、リカちゃんと他の人形が同じ世界で暮らしていたりしたもんである。

 ちなみに、姉はリカちゃんには興味を持たなかったらしく、僕は女の子の家に遊びに行った時
ぐらいしかリカちゃんを見たことはないんだけど、これを書くにあたってちょっと調べてみたら、
リカちゃんのパパがいつの間にか音楽家になっていて驚いた次第。
 たしかリカちゃんのパパって「行方不明」っていう暗い影を落とすような設定だったはずだ。
これは後で知ったことなんだけど、人形遊びの際に小さな女の子は家にいないパパのイメージを
抱いてごっこ遊びをしづらい、という理由からそんな設定になっていたんだそうだ。とはいえ、
さすがに行方不明はまずいだろうと思ったのか、船乗りになったりパイロットになったりして、
結局は長期不在なんである。今の音楽家というのも、指揮者として海外を巡ることが多いという
ことで、やっぱり長期不在。何だかなぁ…。

 しかし、リカちゃんの世界に「行方不明」は欠かせないものらしく、リエお姉ちゃんが現在行
方不明らしい。しかもパパが36歳、ママが33歳なのにリエお姉ちゃんは22歳。パパ14歳、ママ11
歳で作った子というのはちょっと考えられないので、ここでもまた暗い影を落とすような何かが
あるんじゃないかと勘繰ってしまうぞ。
 それに、リカちゃんには双子の妹と、三つ子の姉弟がいる。リエお姉ちゃんも含めると7人兄
弟なんである。パパはほとんどいないわけだから、たまに日本に帰ってきた時はそんなことばっ
かりしてたんかい! と、今度は下ネタ方面で勘繰ってしまう。ママは果たしてファッションデ
ザイナーの仕事、ちゃんと出来てるのかしら。
 ま、子供の夢の国の設定に大人目線でイチャモンつけてもしょーがないんだけどさっ。



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